頭の体操。自力でとけると、嬉しさ倍増。
少し前の中島聡さんのメルマガでの問題。
頭の体操:川渡り問題
先週紹介した、「二つの円と直線に接する円」
を見つける問題と同じく、 エンジニアの面接で良く使っていたのが、「川渡り問題」です。 この問題が素晴らしいのは、バラエティがいくつもある点で、 それらを組み合わせて面接方式で解いてもらうと、 その人の論理的思考能力とかコミュニケーション・ スキルを測ることが可能です。 まずは、問題を解くことだけに興味のある人のために、
問題だけを書いてみます。 問題1:大人一人と子供二人が、
手漕ぎの船で対岸まで渡ろうとしています。船は小さく、 子供であれば二人乗ることができますが、 大人が一人乗るとそれで一杯になってしまいます。 船は一つしかなく、大人も子供も船が漕げるとした場合、 どうやれば全員で対岸に渡ることが出来るでしょう? 問題2:宣教師が3人と人喰い人種3人が、
二人乗りの手漕ぎの船で対岸まで渡ろうとしています。 人食い人種は宣教師が自分たちと同じ人数かそれ以上いる時には大 人しいのですが、自分たちの方が人数が多くなると、 宣教師を食べてしまいます。宣教師が食べられないように、 対岸に渡るにはどうしたら良いでしょう? 問題3:猟師が狐と山羊とキャベツと一緒に、
船で対岸まで渡ろうとしています。しかし船が小さいため、 猟師と一緒に船に乗せることが出来るのは、どれか一つだけです。 狐は猟師が見ていないと山羊を食べてしまい、 ヤギは猟師が見ていないとキャベツを食べてしまいます。 山羊やキャベツが食べられないように対岸に渡るには、 どうしたら良いでしょう? 問題4:
4人の人が真夜中に川にかかった吊り橋を渡ろうとしています。 吊り橋に同時に乗ることが出来るのは最大二人です。 それぞれの人の足の速さは大きく異なり、 その橋を渡るにはそれぞれ1分、2分、5分、10分が必要です。 真っ暗なため、懐中電灯が必要ですが、一つしかないため、 二人で渡る際には手を繋いで、 遅い人に合わせたスピードで渡る必要があります。 懐中電灯の電池が17分しか残っていない場合、 どうやったら全員で対岸に渡ることが出来るでしょう? 論理的思考に自信がある人、パズル好きの人は、
ここで読むのをやめて、上の問題を解いてみてください。 これまでどの問題も見たことがなくて、 ヒントなしで解けるとしたら、かなり頭の良い証拠だと思います( IQ=120ぐらい)。 この問題を面接で使う場合、
その人が既にこの問題を解いたことがある可能性が十分にあるため 注意が必要です。あまりにもスラスラと解くようであれば、 別の問題に移った方が良いと思います。 ちなみに、川渡り問題は、日本では多胡輝先生の「頭の体操」
に紹介されたことで広く知られるようになりましたが、 最も古い文献としては8世紀にラテン語で書かれたものがあるそう です。上の絵は、その古文書の作者とされる Flaccus Albinus Alcuinus (真ん中の人)を描いたものです。 週刊 Life is Beautiful 2019年5月7号より
後で解こうとして忘れていた問題をやって見た!
そしたら、自分の問題点が浮き彫りに・・・。
漠然と感じていたが見て見ぬ振りをし続けてきた。そして、今それが自分の大きな壁として立ちはだかっている。
それは
後回しにして、後で結局やらないで終わってしまうのが1つ。
しかし、それ以上に深刻なのが、何でも中途半端なところだ。
良くいえば、何でもはじめから出来てしまうので、(人から見たらそんな事ない場合あり)ちょっとやったら飽きてしまう。
初歩の初歩をクリアしたところで飽きてしまったり、本格的なところに入ると難しくなりそこで辞めてしまうのだ。
この問題でも、解ければIQ120以上!という言葉に釣られ挑戦!
一問目は、難なくクリア!
おっ!と自分で思い次に挑戦、すると、ちょっとした躓きポイントが出現!少し考えてできないとフェードアウトしていってしまう。もしくは、答えを見て納得するだけ。
そこで、ちょっと立ち止まり、紙に書いて考え
れば解けたかもしれない。
答えを見ると、あっそっか?!何でその時気づかなかったのか?!と言う所も多い。途中まで合ってたのに・・・。
ちょっとした事、ちょっと考えを変えるだけで解けたかもしれない問題を自ら解くことを放棄して、答えを、見てしまう事で、
解く喜び、考える喜びの機会を自ら放棄してしまっていたのかもしれない。
このクイズに正解するしないは大きな問題ではなく、この小さな1つの物事にたいして、考えて解決するという事を諦めてしまったことが問題。
小さな問題でも自分で解決しそれを1つ1つ積み重ねる事が大切。その中で、深く学びたいと思う物に出会う事もある。
その延長線上に今がある。
大袈裟な話になってしまったが、目の前の問題を一つ一つ丁寧に解き、それを積み重ねる事が大切なのではないかと思った話でした。
と思い、最後の問題を自力で説いて見ようと思ったが・・・。難しく、ヒントを見てしまったが、やっとの事で解けた!!
その時の、閃いた感は良かったな。
こう言う体験をいっぱい積み重ね、深めて行きたい。
この喜びを子供の頃から繰り返すといいんだろうな〜。
ちょっとした事、ちょっとした考え方をかることで解くことが出来た。解ければ、そんな事でと言うところで、なかなか解けずにいた。
今回の問題で言えば、
はじめに、1分2分で行って、1分か2分で戻ってくる。そして、5分と10分で行く。
その時何故か?
5分10分で戻らないと行けないと考えてしまい、止まってしまっていた。紙に書いて何度かやっているうちに、最初についていた、1分や2分で戻ればいいと、ふと気づく瞬間があった!
ヒラメキの瞬間。
なんか気持ちいい瞬間だった!!
ドーパミンでたね。
この体験の積み重ねが大切なんだね。
答えを見た時の分かった感覚とは違っていた。
自分考え解く事が大切!