モリマス日記

仕事辞めてこれから、どうしていくか備忘録日記。

「AI時代の子育て戦略」を読んで。子育ては9割放置が良い?!

 本当に小さい時は別にして、

子育ては、9割放置でいい!というか、放置が良い。

そんな思いを強くした本です。

 

その理由は、才能は遺伝する。

才能は遺伝するのか?誰もが気になるし、今更気にしても変えようがない。しかし、気になる所。知らない方が良いこともあるが・・・。努力で何でも解決出来ると信じたいが!

統計データを集めた結果、あらゆる分野に遺伝の影響があることがわかってきた。ただし、環境の影響がまったくないわけではなく、分野によって遺伝と環境の影響する度合いが異なっている。たとえば、音楽や執筆、数学、スポーツといった分野では遺伝の影響がほぼ8割以上と、圧倒的に大きいことが判明している。一方で、チェスや美術の才能は遺伝の影響が約半分とされている。

それは紛れもない事実でデータでも結果がている。それに皆感覚的にも感じているだろう。スポーツ選手の子供はスポーツできる可能性高いし、歌手の子供も歌が上手い可能性は高い。自分の子供が、自分に似ているのと同じで才能も遺伝して似ると考えると自然である。

しかし、プロの世界の話になると話は少し変わり他にも条件が必要になるようだ。

「才能+努力」と言われるが、正しくは「素質+のめり込む才能」である。繰り返すが、両方とも遺伝で受け継がれるものである。

 のめり込む才能も親が教えて出来るものではないと考えると、遺伝と考える方が自然。つまり、親が強制的にできる事は無く、子供が自ら自然に取り組むことで結果がついてくるだけ、親は何もしてあげられない。

 

唯一できる事、親がしてあげらることは!

子供が自ら「ハマる」事を探して上げるお手伝い、環境を用意してあげる事。

これは、茂木健一郎さんの著書「5歳までにやっておきたい本当にかしこい脳の育て方」で同じことを言っている。

子どもの可能性を見つけるための、宝探しをしてくだい!

 

その可能性を探るヒントとして、まずは自分自信を見つめ直すことから始める。自分の過去を振返りながら、何が得意だったか?何にハマっていたのか?現在の自分ではなく、子供の頃の自分を思い出して考える。それが本来の才能を表している可能性が高いからだ。それを踏まえた上で、子どもの才能が何処にあるか?ハマる事は何なのか?を見守る。または、一緒に探して上げる事が子育てであると言われている。

注意してあげないと行けないのが、習い事をはじめた時、続かなかったら期間は関係なく直ぐに辞めさせてあげること。遊んでいるうちに夢中になっているものを早く見つけてあげられる事が理想だ。

初めてたった3日目でも、やりたくないならすぐにやめればいい。これは今でも断言できる。やりたくない子に無理やり習い事を続けさせるのは、無意味である以上に有害である。

著書の成毛さんも、母親にやりたくないものは直ぐに辞めさせていいと言っていたようだ。親は、どうしても最低何年、何ヶ月、自分から言いだしたことでしょ!と無理やり継続させようとしてしまう。忍耐力のない人・我慢が出来ない人間になる、やっていれば好きになると言って辞めさせない人が多いと聞く。しかし、自分の経験からもやりたくない事を我慢してやって好きになった事はなく、その可能性も低いと思う。それに、我慢して出来るようになった所で何か得るものがあるのだろうか?確かに、あの時にやっといて良かったという話も聞かないわけではないが少ない。

それよりも、好きでハマるものをなるべく早く探してあげる事のほうが大切。

 

そして、これからの時代を考えいると、宝探しをしていく方向性としては! 

 最後の第6章 Ai時代を生き抜くためSTEM教育 のところで、

子供は将来「AIを使う人間」と「AIに使われる人間」とに二分されることになる。では、AIを使うメンタリティーをどう養っていけばよいのか?結論をいえば、新しい技術に触れさせることに尽きる。

使う側になる為に!

どの親も、使われる側より、使う側になってもらいたいのが心情。そのためには、

SETM = S サイエンス(科学)、T テクノロジー、E エンジニアリング、M マセマティックス(数学)

が必要のようだ。

その中で、論理的思考が大切で、プログラミンが有効。その他囲碁や将棋もよい。それに、理系に興味を持ってもらうために、科学館に連れて行くのがいいそうです。現に自分も好きなので、名古屋市科学館はまぎんこども宇宙科学館に連れて行ったが、子どもは素直に楽しんでいる様子だった、この興味が続くように定期的に科学館めぐりをしたいと思っている。以外にも、大人も楽しめる。その他、ゲームで論理的思考が伸びるから好きなだけやらせていい等、今の親が気にして止めさせている事を、推奨している。(ゲームの種類にもよる)

それに加え、アイファンが流行ったように、ビジネスにはアートが必要になる。そして、アートの才能は、音楽やスポーツに比べて遺伝の割合が低く、工夫や努力次第でどうにかなる可能性があるから興味があるならやらせた方がいい。

自分も少し興味のある分野で、共感するところがある。これらはできるだけ子供に経験させて行きたいと思っている。嫌がるまでは・・・。

 

結局、親ができる事は、色々な環境を与えて子どものハマることを一緒に探して上げること。だから、やれる事は殆どないと言ってもいい。1割ぐらではないか?!

この本の内容は、はこれからの時代に必要な大人になる為に、論理的思考で考えられた科学的根拠のある考えかたなので、信じて実行する価値は十二分にあると思っている。少なくとも、自分の思考よりはいいはずだ!

 

オススメ

プログラミング

写真のレタッチ

ゲーム(Monument Valley・FRAMED等)

 

AI時代の子育て戦略 (SB新書)

AI時代の子育て戦略 (SB新書)

 

 

 

5歳までにやっておきたい 本当にかしこい脳の育て方

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