科学調味料「味の素」って大丈夫なの?
今まで、なんとなくという理由で、「科学調味料・添加物」というものを体に悪い物、できればとらない方が良いものと思っていた。
しかし、そうは言いながらも、コンビニ弁当・中華料理等、何も気にしないで食べていました。特に気にしてないって事ですね。それに、本当の事を知っても知らなくても、コンビニを使わなくなる事はないし、中華料理も食べにいくのですが・・・。
こんな記事を読んだので、まとめ。
科学調味料の代表的存在、「味の素」。正直、自分はあまり使って来ませんでした。特に理由はなく、漠然と良くないのでは?という思いと、基本、料理をしないからというもの。
その実態は!
①原料 ②製法 ③安全性
と、主に気になるのはこの3つではないでしょうか?
(基本、味の素のホームページに詳しく掲載されています)
①原料
原料は、サトウキビ。 主な原材料は、グルタミン酸ナトリウム。
②製法
サトウキビから取れた糖蜜に発酵菌を入れて、醤油や味噌を作る方法と同じ発酵法でグルタミン酸ナトリウムを作る。
③安全性
一番気になる所だと思うのだが、原材料となるグルタミン酸ナトリウムの国際的な安全性評価は、古くは、1958年からアメリカで安全性が認められている。その後も、安全性が覆ることもなく、問題ないものとして評価されているようです。
味の素®の原材料は何?製法は?安全なの? | 品質保証 | 味の素株式会社
このような結果が昔からでているにもかかわらず、なぜ?
科学調味料(うま味調味料)=悪
みたいになっているのか不思議だったのだが、それは、昔アメリカで、MSG(グルタミン酸ナトリウム)を大量に食べた事が原因で頭痛や顔のほてりが起きたとして、「中華料理店シンドローム」となづけて権威ある学術誌「New England Journal of Medicine」で掲載されたのが始まり。そこからMSGが良くないものという認識が広まったようだ。
その後も多くの実験・研究が行われたが、MSGが原因と特定されることはなく、1987年にはFAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)が安全だと認め、EUやアメリカ食品医薬品局(FDA)なども同様の判断をしているようです。しかし、風評は収まらず今に至っています。
日本では、科学調味料と呼んだことも大きな原因と言われている。昭和30年代にNHKが商標(味の素)を放送ないで使うことを回避する目的で使用したのが最初と言われており、その当時は、科学という表現も悪い意味では使っていなかったようだ。
しかし、現代では、その科学調味料という呼び方はイメージが悪く、うま味調味料に変わった。
しかし一度、悪いものと認識されてしまった物は、それがいかに安全なものと言われても受け入れられにくい。
いくら科学的にそれを証明しても、テレビやマスコミが科学調味料は良くない!?となってしまうと、なかなか人の考えを変えるのは難しいようだ。
安全と分かっても、MSG不使用・無添加と書かれているものと並んでいると、どうしてもMSG不使用を手にとってしまう。そういう人が多いのではないか?そういう自分も・・・。
自分が食べる時はそこまで気にしないが、子供が食べる物と思うと気にしてしまう。そう考えると、何十年とかけて定着してしまった、科学調味料や食品添加物の悪いイメージは、なかなか変えることは難しいのではないかと思う。
そうは言っても、何気なく買って食べている物には、必ずと言っていいほど、使われていると思う。だから、ほとんどの人は気にしてもしょうがないし、問題ないってことなんだけどね。
現に安全って言ってるしね。
参考文献
コンビニ弁当や外食は人体に危険!味覚破壊…「化学調味料不使用」にダマされるな! | ビジネスジャーナル
大手コンビニ3社を比較!添加物が少ない「おにぎり安全度」ランキング
市販加工食品に含まれる化学調味料とは一体何物?緑茶やお菓子にも入っている依存性の高いうまみ成分、グルタミン酸ナトリウムのカラクリ。