仕事のできる人は、九九%の準備がムダになるとしても万全の準備をする。橋本徹「実行力」から学んだこと。
今現在リーダーで上手くいかない。これからリーダーになりたい!と思ってこの本を読んだわけではない。なんとなく、橋本さんがどんな考えで知事や市長を勤め、リーダーシップを発揮してきたか単純に興味があったからだ。
大阪に住んでいるわけではないので、実際に橋本さんの業績をしらない。でもなんとなく気になったので読んでみた!
これは、リーダーになりたい!ひとだけでなく、組織で働くみんなに読んでほしい。
会社の中でどう行動すればいいのか?どんなリーダーの人について行けばいいのか?がわかると思う。
特に自分が気になったところは、
「課題の発見」をするための本や新聞の読み方
・・・リーダーの勉強の仕方は、専門家の勉強の仕方と違います。・・・
新聞を読むにしても、知識を増やすことだけが目的ではありません。ニュース記事を読みながら、各事象について、この問題は何か、それを解決するためには何をどのようなプロセスで進めていけばいいのかを常に考えます。すなわち書く記事について、常に持論んを持つように頭の体操をしておくということです。リーダーは知識を蓄えるためではなく、問題解決能力を磨くために、本や新聞をよむべきです。
これなどは、みんなに当てはまる所ではないでしょうか?自分の専門分野でない所はこのような読み方が必要になってくる。
以前、ちきりんさんもほんの読み方で、ハイライトする為、知識を増やす為に読むのではない。考えるきっかけをたくさん与えてくれるほんを読むと言っていた。
本を読んでいる最中にメモを取ることもありますよ。でももちろん、メモに書くのは「その本のその部分を読んで、自分の頭で考えたこと」です。メモが多くなる本はいい本です。それは「良いことがたくさん書いてある本だから」ではなく「考えるきっかけをたくさん与えてくれる本だから」 https://t.co/ZCQI999iCx
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2019年8月17日
リーダーは絶対的に正しい決定をするというよりも、誰もが決められない問題について「決める」ということが役割なんです。そう割り切らないとリーダーなんて務まりません。
正しい解を見つけ出すより、まずは決断
あの上司は間違っている。何もわかっていない。と言われることが多いと思うが、一番駄目な上司は決断しない人だとなんとなく感じていたので、この言葉でしっくり来た。
今まで、駄目だと思う上司は、自分に自信がないのか?責任をとる覚悟がないからなのか?わからないが、決断をしなかった。結局うやむやになることが多く、何も進まなかった。(自分もだが・・・)
ポジションによって見えている風景はまったく違う
これもなるほどなと思いました。よく社長や上司の言っている事で理解できないことがあります。しかし、それは自分と見えている風景が違うからだとわかりました。まずは、自分の見えている風景を客観的に見直し、トップ・上司はどういう世界をみているのかを考えるようになった。
そして、一番こころに残ったのが、
仕事をいうのは、いかに想像力を働かせられるかが、出来不出来を決めます。「上司はどうみているだろう」「トップはどう見ているだろう」「お客様さんはどう見ているだろう」という想像力のない人は、いい仕事ができるようにはなりません。
仕事の段取りも、先が読めるかどうかという想像力の問題です。先手先手を打てる人は、常に物事の進み方を想像して、あらかじめ段取りを組んで、対応していきます。想像力が働かない人は、後手後手になってしまいます。・・・・
後でに回ると、上司から「あれはどうなった?」と聞かれてしまいます。上司から仕事の進捗を聞かれた時点で、それはアウト。上司がもうそろそろ気になるだろうな、ということを想像して、事前に報告を入れなければなりません。
今までは、なんでも先回り、なんでもかんでもやればいいとは思っていなかった。だだの忖度ではないか?!媚を売るだけではないか?!と思っていた部分があった。自分でできる事は自分ですればいいと・・・。
しかし、これは自分が相手の事を想像しあらゆる事を想定して動ける人がいうのであればいいのだが、自分みたいな人がいうのは、ただの言い訳・タイマンで、ただ仕事ができないだけだった。
相手の気持ちや考えを無視して、自分勝手で同じ視点にたてていなかったのだ。
おこりうるあらゆることを想像すると、準備の数は一万にも、二万にもなるかもしれません。たまたまそのうちの一個が活きるかどうかという程度で、一万の準備をしてもすべてがムダになることもあります。おそらく九九%の準備はムダになるはずです。
それでも、たまたま一個、その準備が活きれば、大きな効果があります。
これからは、相手のことを想像してほとんどの事が無駄に終わってしまうとしても、先手先手で行きたいと思った。それができる人が、仕事のできる人なのだ。
良い忖度。
上司も部下も、会社で働くひとは是非よんでほしい。